ECの定義(3)

 今回は、これまでのECの定義をふまえてECを以下のように定義する。
●広義
 顧客・取引先とのコミュニケーションの一部あるいは全部をコンピュータネットワークを利用して行う商取引
●狭義
 顧客・取引先との受発注のコミュニケーションコミュニケーションの一部あるいは全部をコンピュータネットワークを利用して行う商取引


 現在では、受発注の効率化などを目的にECが存在するのではなく、商取引のコミュニケーション全般において大きな役割を果たしている。そのため、商取引の幅で広義、狭義を定めた。広義においては受発注以外の潜在的な取引へのコミュニケーションをも含める。一方、狭義では経済産業省の商取引の範囲と同様に取引の成約が前提となった商取引である。
 また、Eビジネスのような企業内の取引は含むものでないということで明確に区別する。また、媒体については現在ではインターネットというものが大半を占めているがあくまでもコンピュータによって自動化されているシステムとして、あえてインターネットに絞る必要がないと考え経済産業省のコンピュータネットワークを定義に採用した。



 ECの定義をしたところで、ECのビジネスモデルを分類していきたいと思います。